**Qちゃんのアリエスのリンケージ**



昨年の九州2次予選で引退表明をし、XXをクラブ内の3Aフライヤーに譲りました。
しかし、やはり長年そばにあった3A機が無いというと一抹の寂しさがついてまわるわけです。
いつもいつも飛ばさなくてもいいから機体は必要だということをさとりアリエスを注文したわけです。
まもなく半生地完が毛利工房にきましたが、とにかく忙しいもうりちゃんです。
後回し後回しになってしまいましたが予定より1ヶ月遅れでかかってもらいました。
生地完以後のレポートです。





生地完成が1939gであがりました。
塗り完成が2311gですから塗装重量は372gということになります。
足回りの補強や若干余分なことをやってもらった重量込みです。
そしてシリコン打ちです。冬場でも夕方に打って翌朝9時には外せます。
温度と湿度の関係次第のようです。




ぼちぼちリンケージを始めました。
まずはサーボマウントですがいつもは航空ベニヤ2oにカーボンキュア0.4oを貼って作っていましたが
近い将来の2.4Gを見据えて付属のベニヤ3oにクリヤーをかけ空磨きをしました。
ラダーサーボ廻りは配線の集中するところですから止めビスの頭が出ないように処理が必要でしょう。
原因不明の墜落事故にならないように−−−。




延長コードの接続部はテグスで抜け止めをしマスキングテープを巻き防音スポンジシートを巻きます。
スポンジシートの粘着力が強く剥ぐときにいつもシックハックするのでマスキングテープを下地に貼ると剥ぐ時に楽です。
エルロンホーンの直角を出す時は、スチール定規を溝にはめ三角定規を沿わせれば老眼の Qでも簡単です。


ビス止めしマスキング後いったんビスを外して接着面を荒らします。事前にエルロンホーンの
接着面もバリ取りをし荒らしておきます。
エポキシをビス穴の中にも塗りこんでおきます。
ビスにエポキシをつけてねじ込むと表面にはみ出たりして拭き取りなど余分な仕事が増えますが
先にビス穴に適量塗っておくと拭き取りは無くマスキングを剥ぐと完成です。


原寸あわせで図面をおこすとエルロンホーンの取り付け位置はヒンジラインから約5oとなった。
計算どおりにはならないが、ほぼ上下の差動はなかった。





震動の激しい尾翼ですから、スパイラルパイプで保護をしたほうがよいと思います。
EVホーンのビスはシリコンオフなどで油脂分を除去しておきます。
Qはエポキシを練る時プラ板にガムテープを貼って練っています。
使用後は剥いでゴミ箱にポイと捨てるだけです。

プラホーンはタップを切りますが、2/3にとどめておきます。完全に切ると緩すぎるからです。
下のサイズではきつすぎですので試行錯誤です。



EVホーンの3oビス穴はタップは切らないで傾きを微調整できるように3oの貫通穴にしておき
エポキシを塗ってはめ込みゴーモデルで締め込む時に微調整し接着します。
左右のヒンジラインからアジャスターホーンの取り付け位置のチェックは大変重要です。
視認や定規を使って完ぺきに合せます。
アップ側、ダウン側がほぼ等しくなるようにサーボホーンの位置を探します。
ロッドとホーンは大体直角近くになりましたが、大事なのは左右のEVの動きを合せることです。
現在は送信機のソフトでかなりのところまで合せることが出来ますが、やはりハード面で きちんと
合せておくのが大事なことです。




YS170DZ-Mのバックリングが大きくなったのでエンジンマウントの一部を削ります。
防火壁側のマウントもフロントリングを外さないでエンジンをおろせるように少しけずっておくと便利です。

受信機のアンテナをサーボマウントの下部を通したいのでノイズレスパイプを延長しますがジョイントに
燃料パイプを使用します。既存パイプの入り口をドライバーなどでラッパ状に少し広げておくと
アンテナを通すときに引っかからないでスムースに通ります。


バッテリーマウントはビス止めになるので震動でたわみ難いように桟木をわたした。



マフラーマウントの座などを少し丸面をとってやるだけで見た目にきれいです。



ラダーホーンの差動を5oとした。
これはなかなか計算どおりいきませんが計算数値より少し多めにしたほうが良いようです。
最大舵角を切ったときに引く側、押す側のワイヤーのテンションが等しくなるような穴の位置を探せばいいのです。
サーボホーン側は40oです、ラダーホーン側も40oと同じならラダーホーンとヒンジラインの距離を
サーボホーンで作動を取ればいいのです。ところがアリエスの場合ラーダーホーン側は50oと大きいのです。
ラダーホーンとヒンジラインの寸法が3oとすると計算上の作動はいくらにすればいいでしょう?
機体製作者によってラダーホーンとヒンジラインの寸法は違いますね。一律にいくらというわけにはいかないのです。
ただし計算どおりにはいきません。ワイヤーの太さでも違います。ノイズレスパイプの抵抗もあります。
ただ言えることは作動を大きく取れば取るほどテンションが強くなるということです。

振れ止めは、画像の位置では近すぎなのでその後30mmほど離しました。




燃料や排油を一滴ももれないようにマニなど整備すべきです。
固定脚にはルーズソックス(3足500円)をはかせました。

スピンナーを削る時いつもなにかしら手を滑らせて小傷をつけるのですが今回はうまくいきました。
ペラ周囲1oの開口にしたいものです。特にペラの裏面側の開口は丁寧にしあげましょう。
ただし他のサイズのペラ変更も頭にいれておいてくださいよ。


E_Mail:Tomonori Hisao tomo@vit.or.jp Return to back

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